三鷹獣医科グループ

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イモリの飼い方と病気

イモリの性質について

イモリとはサンショウウオの仲間と共に有尾目というグループに属する両生類です。
幼生の時期は水中で過ごし、変態して陸上生活を行うものが大半を占めます。
イモリは変温動物です。自分で体温を調節することはできません。

イモリの食餌について

野生では小魚やエビ、昆虫、オタマジャクシなどを食べますが、飼育下では、冷凍赤虫やイトミミズ、ミルワームなどを与えて飼育することが多いです。人工飼料も食べることがあり、イモリ用の餌やウーパールーパーの餌などが良いです。

イモリは、幼体の時は1日1回、成体の時は2日に1回で食べきれる量を与えてください

イモリの飼育環境について

水位は15~20cmと低めにしてあげましょう。肺呼吸のため、水面に顔を出して息継ぎする必要があります。

窓辺など直射日光に飼育容器をおくのは避けましょう。
水温20~25℃。低温になると活動が低下するのでエアコンやペットヒーターなどで適温を保ってあげましょう。

雄雌の判別

メスはオスよりも一回り大きく、体長で2cm~4cmほど大きいことがあります。
オスは尾の付け根が膨らんでいて、刃のような形をしているのが特徴です。

寿命

10年~15年、20年以上生きることもあります。

体温

イモリは変温動物で、代謝は気温によって影響されます。

病気

  • 風船病
    代表的な病気の一つで、体内に過剰なガスや液体が溜まって体が膨らんでしまう症状です。
  • 水カビ病
    イモリの皮膚やエラに白い綿状のカビが付着する病気です。
  • 拒食症
    ストレスや環境変化、病気などが原因で餌を食べなくなる症状です。
  • 皮膚病
    外傷や細菌、真菌感染などによっておこるトラブル。